水虫はムシ刺されなんかじゃない、カビだったんです!
「水虫」という言葉を聞くと、虫という時が入っていますから、虫が足に寄生するんじゃないかと思う人もいるのではないでしょうか?最近のCMなんかもCG技術がすごいから、よくこれが水虫なんだろうなというCGと足の動画を見る事がありますね。
でも水虫と言うのは実は、カビの一種なんです。
水虫の菌は白癬菌(はくせんきん)という菌が元になって発生する感染症の事をいいます。白癬菌というのは菌というだけあって、バイ菌を連想するかもしれませんが、菌の中でも真菌という分類がされるカビの一種です。
その白癬菌の好物はケラチンと言う皮膚や角質部分に含まれているたんぱく質で、白癬菌が持っているケラチナーゼと言う酵素で角質の成分であるケラチンを溶かして栄養源にしてどんどん増殖していきます。
このケラチンは爪や毛、皮膚等に多く含まれていますのでその部分に水虫が発生しやすいと言う事になります。当然、犬や猫もたんぱく質を持っているわけですから、ペットだって、油断はできません。水虫になることがあります。
水虫の元、「白癬菌」は他のカビと同じ様に温かい所、湿った所が大好きです。その一番繁殖する時期と言われているのがやはりムシムシ、ジメジメしている季節である梅雨時期〜夏時期にかけてだというのは言うまでもありません。
ですが、最近ではその環境に近いこともあってか、女性もブーツなどを履く冬の時期、水虫にかかることが増えてきていますから、季節に関係なく、このムシムシ、ジメジメという環境が、水虫、白癬菌の大事なキーワードだと覚えておきましょう。
この環境はカビにとって最高の環境になります。また暑い時期に長い時間靴を履き続けたり、靴下を長い時間履き続けたりしていると、足の裏に汗をかいてしまいそれを放置する状態になってしまいます。もちろん冬場のブーツなども要注意ですね。そんな状態の皮膚と言うのは水虫にとってとても居心地がいい住み家になり白癬菌が繁殖しやすい環境であるのはいうまでもありません。
気になる水虫の感染力ですが、感染力そのものはそんなに強い物ではありません。少し触れた程度で感染する事は無いし、空気感染とか触っただけでの感染と言うのは殆ど無いと考えてください。
ではどうやって水虫は他の人に感染していくのかと言うと、水虫の人が歩いてそこら辺の床に落として言っている皮膚の角質(垢)等が他の人にくっついてしまう事で感染すると言われています。
プールサイドやスポーツジム、そして公衆浴場などにある、みんなで使う足拭きマットがジメッと濡れていたら用心ですよ。だいたい10人の日本人がいたらそのうち最低でも3〜4人は水虫保菌者だということですから、そう考えると足拭きマットには必ず水虫菌が生息していると思っていいでしょう。
幸いなことに水虫(白癬菌)は健康な皮膚に触れたらすぐ感染するほど強烈な菌ではありません。家に帰ってから水かぬるま湯で足をきれいに洗うことがとても重要です。
ポイントはムシムシ、ジメジメですから、まず白癬菌を洗ってからタオルなどで良く拭き取り、乾燥した状態にしておけば大丈夫。目安は約24時間といわれているので、プール・ジム・温泉帰りのまま放置したりしなければ、まず問題はないはずです。
そうそう、行き帰りに使った履物も、殺菌スプレーをしたり、特に良く乾燥させたりと洗えるものは洗って、乾燥できるものは乾燥しておきたいですね。
(C) 2009 水虫の基礎知識